田舎の母に捧げるバラッドK

フシギな都会にいる僕が、田舎の母に送るコトバ

都会に詳しくはならないので、僕は近所のスーパーへ

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やあ、母さん元気かい。

 

今はリオオリンピックが盛り上がっているね。
今回はメダルラッシュで調子がいいみたいだ。
でもオリンピックって、いろんな競技をやっているけど全部覚えてないよね。
地味な競技ってあまり取り上げられないし。
全部の競技をいえる人っているのかな?

 

そうそう関係ないけど、最近みたテレビで「田舎者ほど都会のことが詳しくなる」とかいってた。


たしかにそういう感じの人はいるかもしれないな。
田舎の人は「都会に住むには、恥をかかないように都会のこと詳しくなければいけない」って思いそうだし。
でも僕はぜんぜん詳しくないな。

 

都会に来た当初は、興味があって都会のあちこちを探索した。
でも町とか店とかそれほど詳しいわけじゃない。
こっちへ来て、ずいぶん経つけど何も詳しくもない。何もしらない。
田舎から出てきた人に対し、何も紹介できないだろうな。
基本、出不精なんだよな。

 

それでも、多くはないが都会のあちこちを歩いたし、またシゴトやいろんな事情であちこちの町へいった。
新しい町へいくのはいろんな発見があるので、面白い。
都会はいろんなお店もある、場所によりデザインが大きく変わるし。


でも、興味が強くないせいか、好奇心がそこまで続かないんだよね…
結局は、自分の住んでいる町だけの行動範囲になりがち。

 

まあ、田舎でもそんな感じだったな。
けっこうせまい行動範囲で生活してたかな。
同じ町でも、ちょっと離れるとそんなに知らない。別の町みたいな感じだ。
自分の地元のことも、人にうまく説明できないだろうな。

 

そういえば田舎で学生時代のある時期に、「知らない遠くの町」へ出かけるのが、自分の中で流行ったことがあった。
自転車をこいで遠くの町へいく。何時間もかけて。自分のまったく知らない場所へ。

 

でも田舎だから、そんな面白い場所なんてなかったんだけどね。
あるのはやっぱり、何もない町。
知らないけれども、どこか同じような町がずっと続くだけ。
それがずっとずっと続く。
1つの場所には、1度行くだけで、2度と行くことはなかったな。
それもそのうち飽きて、やめてしまった。

 

今思えば、何してたんだろう(笑)

 

 

時々ふと、なんらかのキッカケで「どこかの町」を思い出す。
はっきりと記憶になっていない町。

 

多分、1回くらいそこへ行ったことがあるのだと思うのだけど、それがどこなのか思い出せない。
都会でみた町なのか、田舎でみた町なのかもよくわからない。
もしや、夢で見た町なのかもしれない。
現実にあった町なのか、空想の町なのかそれもよくわらかない。

 

あるかどうかもわからない町なんて、ちょっと物語的で面白いよね。

 

でも、やっぱりそんな町はないのだろうね。
ただの空想だと思う。
いくら思っても、それは「どこかの町」なんだろうな。

 

やっぱり自分の住んでいる近所が一番だね!
住めば都というし。

 

しかし、最近は出不精で運動不足気味か…うむ…
世間はスポーツの祭典。
それにならい、たまには運動がてらに少し遠くまで散歩でもするかな。
母さんに会った時に太りすぎて「どこの人ですか?」とか言われないようにね(笑)

 

それじゃあ、また。